2014/06/28

上海演唱会への道 宿泊編 錦江之星上海世博園区歴路店

今回の宿泊についてはとても迷いました。終演後はおそらく地下鉄の終電には間に合わない。繁華街のホテルに宿泊して、会場の往復に車を手配するか、もしくは会場付近に宿泊して徒歩で戻るのか。
どちらにしても女性一人なので治安の面で不安がありました。
会場のメルセデスベンツアリーナにもっとも近いと思われるホテルはすでに満室、結局次に候補とした錦江之星上海世博園区歴路店に宿泊しました。
徒歩で戻る場合に備えて実は、防犯ブザーを用意していたのですが、取り越し苦労でした。

車で来場している以外の大多数の来場者はほぼ地下鉄利用と思われ、23:00前に地下鉄の入り口が閉鎖されてからぞろぞろと耀華路に向かって歩き始めました。会場至近の中華芸術宮駅は地下鉄8号線ですが、ひとつ先の耀華路駅が7号線との乗り換え駅でもあるため、みんなこちらを目指したのかもしれません。会場付近には一般タクシーや白タクも待機していましたが、乗る人はほとんどみかけず。
会場から流れにまかせてゆっくり歩き、約15分でホテルに戻りました。

耀華路駅あたりまでは公安が警備に出ているし、多数の人たちの流れに混ざっているので、不安を感じることもありませんでした。万博会場の跡地にあるホールということで夜間は人気のない状況を予想していましたが、少なくともイベント開催時は不安を感じることはなさそうです。
耀華路まで来ると完全に住宅地で、この時間でもバスや車がバンバン走っていました。

ホテル最寄りのコンビニに立ち寄ると、同じくコンサート帰りと思しき若者が何人もいたりして、「おお同志!」と思わずにはいられませんでした。



耀華路駅3番出口をあがります。




地上に出ると上南路で、左手すぐの交差点方向へ。
この交差点で左方向耀華路に曲がります。
2-3ケ所目の路地に「歴城路」の表示があります。




そこを左に曲がるとホテルが見えてきます。



部屋から見えるのは一般の住宅。



最安値の部屋は満室だったので、ひとつうえのランクである商務大床房に宿泊。
5000円台だったところagodaのポイント利用で3500円程度で宿泊。




部屋はいちおうリビングと区切られていたけれど、テレビはベットのある方の部屋で見たし、このソファに座ることもなかった。




ドライヤーも設置されている洗面所。
歯ブラシもあるけれど専用シャンプーはなかった。
シャワーとトイレはカーテンで仕切る系。


そして写真はないけれど、エレベーターはカードキーを接触させて操作させるタイプでした。
また、モーニングコールを利用しましたが、自動化されていなくて、スタッフが指定時間に本当に電話して来ました。

ホテルは私のカタコトの中国語でも通じたけれど、たぶん日本語は通じないと思われます。英語はどうなんだろう?立地的にほぼ上海万博向けと言って良いホテルだけど、現在も通じるのだろうか?

アクセスは浦東空港からリニア利用で、龍陽駅にて地下鉄7号線に乗り換え。
一時間もかかりません。
但し乗り換えにはほんの少しの距離ですが一旦駅の外に出る必要があり、エスカレーター等もなさそうだったので、機内持ち込み可能な荷物程度の人なら問題ないのですが、大荷物の人はしんどいかも。
一旦荷物をホテルに置いて、地下鉄とタクシーで人民公園附近との間を往復しましたが、どちらの場合でも30分はかかりませんでした。

耀華路駅にはショッピングセンターがあるし、周辺にはコンビニや飲食店があります。
また、ホテルの一階部分がアーケードになっていて、飲食店と小吃店があるので便利です。
時間がなくて行けなかったけれど、近くにはマンション群があって、隣にスーパーもありました。
耀華路に出ればタクシーもつかまります。

メルセデスベンツアリーナが目的ならば、本当に便利なホテルだと思います。
以前の中国語講師が、このホテルチェーンは手頃で清潔なのでおすすめと言っていたのを、宿泊してからふと思い出しました。


上海演唱会への道 交通編

今回一泊二日で上海に行っちまえと思ったのはこの存在があったからこそ。
ANAの中部-浦東便と私のマイレージ。
これがLCCだったら一泊二日は躊躇したでしょう。

しかしライブ当日の往路は、浦東空港の天候の関係で2時間半も出発が遅れるというではないですか。
確かに前々日に梅雨入りした上海の、この日お午前中は大雨だったらしい。
この時点で書店に行くことも中国コスメ大人買いもあきらめました。
とにかくライブにさえ間に合えば良いと...。

それがどうしたことかディレイの発表すぐあとに、さっきのメールは間違いでいまから五分後に搭乗開始すると再メールが。
いったいどうなっているかと思い地上職員に聞くと、やっぱり再メールの通りとのこと。
私も一瞬お茶にでも行こうかと思ったくらいで、急に再変更されても乗客が集まらないでしょと思ったものの...。
乗ってみると20人もいないのですよ、乗客が。土曜の便なのに。
道理で急に再変更しても大丈夫と踏んだはずだ。

今回はじめてベジタアリンミールをリクエストしてみました。
搭乗するとすぐに(なにせ乗客少ないので)客室乗務員が食事の確認に来ました。
別にベジタリアンなわけではなくて、肉が嫌いなので消去法でオーダーしてみたまでなのですが...。
そしてサーブされていざ蓋を開けようとする寸前、料理を間違えたといってすごい勢いで取り替えていきました。
わざわざ事前に確認に来たうえに、乗客は20人ぐらいだったのに、これにはびっくり。

そしてもっとびっくりしたことに、復路もベジタリアンミールの確認に来たあと優先的にサーブされたのですが、今度は主食がまったくありませんでした。
おそらくパンの配布し忘れじゃないかと...。
糖質はなるべく控えたいのと、たまたま食べそびれたエッグタルトを持っていたので、それを充てることにしたのでした。

往路は滑走路の混雑の関係で、多少離陸が遅れました。相当な発着便数なのでしょう・

上海演唱会への道 チケット入手編

GWにKLに行ったばかりなのに6月に上海なんてと迷っているうちに、アリーナ前区は売り切れに。
高い席と安い席から売り切れるという説は、やはり間違っていなかった。

私の中国語力で、チケット買えるかな~と思って調べていくと、支払方法に困ることが発生。
どうも中国ではオンライン予約はできるものの、カード決済はできないらしい。
中国国内だけで通用するPay Pal 的なもので支払うか、国際送金もしくは国内からの銀行振込のみ。
台湾だったらすでに10年くらい前でもカード決済ができ、チケットは当日会場でパスポート提示で引き取りOKだったのに。

そこでチケット代行業者2社に見積もりを依頼。
アリーナ後区なら入手可能とあたりまえな回答のあったA社と、売り切れのアリーナ前区でも場合によっては入手可能との含みを持った回答のあったB社を検討し、当然B社に依頼。
結果的にあっさりアリーナ前区最後列の8列の席をゲット。
どういう仕組みになっているのかわかんないけれど、金さえ出せば入手可能とのことがわかりました(笑)。
当日あと数席空いていたところを見ると、公式には売り切れと発表されているけれどウラの枠向けに何席か残すのが通例なのかもしれません。

もともと中華圏では、日本人の感覚からするとチケットの価格設定がすごく高い。
今回のアリーナ前区だって定価880元だから14000-15000円くらいする。
そこに手数料と送料を加えてかつ、公式には「売切」とされている良席のチケットを、数千円の上乗せ支払で確保してもらったのだから今回の業者には満足しています。
しかも直前手配だったし。
次回もきっとB社にお願いすることでしょう。

チケットは大麦網のサイトにて、チケット番号を入力して真贋を確認可能でした。
http://www.damai.cn/
念のため2回確認したのですが、ちゃんと回数も表示されていました。




方大同 soulboy Light Up 巡回演唱会 上海站 番外編

中国へコンサートを見に行くどころか、トランジット以外では中国に行ったことすらなかったので、いろいろなサイトで上海のコンサートレポを読ませてもらい、事前勉強させてもらいました。
なので日本との違いにびっくりってことはあまりなかったのですが、噂に違わずダフィーはやっぱりすごかった。

地下鉄で着いて改札へ向かう階段付近に、改札内なのに!すでに第一陣がいた(笑)。
そして駅から至近距離である会場までの間は、雨の中ダフィーが次から次へとやってきます。
「安い席アルヨ!」「いい席アルヨ!」的な、おびただしい数の「ピャオ(チケット)」とゆー単語を聞いた気がします。

そして会場に到着。
荷物検査や軽いボディーチェックがあったものの、携帯の使用は禁じられておらず、ライブ中は写真も動画も取り放題でした。
ただやっぱり中国だなと思ったのが、警備の人たち。
日本のコンサート等と比較しても、明らかに人数が多い。
日本だとスーツ着てることが多いけど、上海では公安なのかと思うような制服を着ていました。

そして席には写真のような用紙が置かれていました。
ファンクラブが作成したようで、この曲ではこの紙を振って、この曲では蛍光棒やスマホのライトをつけて大同を驚かせましょう的な指示が書かれています。
やはりここでもファンクラブはきちっと統制がとれているのでした。



上海語の「我愛ni」なのかな?





聞くところによると中国のコンサートは、椅子の上に立ったり席を勝手に移動したりの無法地帯な一面もあるそうですが、今回はまったくそんなことはありませんでした。
そもそも途中まではみんな座って鑑賞していたし。
K-popだったりするとまた話は違ってくるのかもしれませんが...。
終盤のころ電車の関係か一部席を立つ人もあり、空いた席に移動する人は多少いました。

たしか22:40頃に終わったので、そこですぐに会場を後にすれば終電に間に合ったかもしれません。
のちにどこかのサイトで読んだのですが、当日は時間の制約があったようなので、すでに昨年12月に終わった香港などと比較すると多少短いライブだった可能性がありそうです。

帰る際、近くのひとが「sing a long song」やんなかったねーって言ってるのが聞こえました。
う~ん、まったく同感。
これを生で聴いてたら、本当に泣いてたかもしんない。

直近は杭州や広州でその後中国国内で数か所開催。
そして12月が台湾。やっぱここがねらい目か。

veloce entertainment
http://soulboylightsup.velocegp.com/newsArticle.php?id=9





just will
http://www.justwillstudio.com/fong.html

方大同 soulboy Light Up 巡回演唱会 上海站 その2

当日のゲストは想定内で、女友のフィオナ・シッ。
いくつかあるデュエット曲ではたいてい誰かしら女性ヴォーカルが登場するのですが、スクリーンに映し出されたのち本人が登場したので、ゲストなしと思わせつつ予想に反して現物出現!な状況に、もっとも会場が盛り上がった瞬間でした。
近くの席の白人男性も立ち上がって、おもむろに写真を撮り出すし。
もしやこっちのファンだったか(笑)。
生で見られたのはちょっと嬉しかったのですが、あとほんのちょっと歌唱力があるともっと嬉しい(笑)。もっと大同の楽曲を引き立ててほし~の。




それからもうひとりのゲストというか、唐突にひとりの女性が舞台に登場。
なにせMCが聞き取れないので、唐突な気がしただけなのですが...。
ファンクラブ等から選出されたと思われるその女性に向かって、大同がピアノの弾き語りをするという演出で。
なかなか茶目っ気のある女性で、場が和みました。

ほかに印象に残った演出はというと、需要があるのかないのかなぜか「生着替え」(笑)。
これがRainとかならハナシは別なのでしょうが...。
白い箱の中で着替える大同を、ライトで照らしてシルエットを映し出すという仕掛け。
さして黄色い声が飛ぶわけでもなくて、ふつうな感じでしゃべりながら着替えたのちに出てきて、そして客席もふつうな反応でした。

ワタシ的におおっ思った瞬間は開演前。
もう間もなく開場という頃、後ろの通路で大同のおかーたまが、マネージャーと思しき女性とうろうろ。
まさかワタシの隣っ??とか思っていると、向こうに行ってしまいました。
ライブ中母親の観覧について触れることのなかった大同ですが、子供の頃上海に住んでいた時期もあるそうですから、ここでのライブは見てもらいたかったのでしょうね。

あとどーでもいいことですが、中華ライブの場合前ノリなことがあってしばしば戸惑うのですが、大同だからなのか上海だからなのか、安心の後ノリでした(笑)。北京とか福州(ってどこ?)だったらどうなのかしら。



方大同 soulboy Light Up 巡回演唱会 上海站 その1

まだKLの旅行記も書き終わっていないというのに、ここで6/21の方大同の上海コンサについて。








念願かなって今回方大同のコンサートに行くことができました。
上海ならマイレージを使って行けそうなこと、彼がコンサートしそうな地区で最も日本から近いのが上海、チケット代行もありそうだし、MCは普通話だろうと予測。

結果的にすべての読みがバシッと当たって、ライブはうるっとくるほど感動そして堪能できました。近いうちにまた行きたい...。
ただMCがほとんど聞き取れなかったのだけは想定外。
もっともっと勉強しなければ...。






DVDで見て知ってはいたけれど、ライブではCDとアレンジを大幅に変えてくる。
そしてそれがいちいちカッコいいのだ!!特にジャジーなバージョンが秀逸。
今回のバンドにもサックス・トランペット・トロンボーンのプレイヤーが参加していて、すげーかっこよかったのだけど、その辺に反応している中国人男子が近くの席にいたりして、何かうれしかった。

大同の楽曲はR&B系・ジャズ系・中華風・hip hop系・カバーなどいろいろパターンがあるけれど、どの曲も洗練されている。
近くの席にも白人男性とアジア系女性のカップルがいたけれど、仮に普通話が理解できなくても彼の音楽のカッコ良さは伝わっているのだろーなとしみじみ。
他の歌手によくある北京語のバラードがどれも同じ曲に聞こえてしまうのと比較すると、ハワイ育ちで両親ともに音楽に携っていた環境というのが、大きく彼の音楽に影響を与えているのかなと感じながらの鑑賞。

ビジュアル面では、今回もメンバーは黒のスーツで統一。
大同も細身なのでスーツかキマってて、スタンドマイクで歌うと超ハマる。
ステージは基本的に黒と白の世界なのですが、スクリーンに映し出される映像やライトの演出が、これまた彼の音楽同様素敵なものでした。
特に私の大好きな曲「千紙鶴」では、スクリーンには水中に墨を落としたような映像が流れるかたわら、ステージには黄色のライトがあたり、私の言語能力では伝えきれないのが惜しいのだけれど、本当に美しかった。
私は運よくアリーナ8列目で鑑賞したのだけれど、スタンド席から鑑賞していたらもっとステージ全体を見渡せて良かったのかも。



↓ライブ前に行った来福氏広場にて発見した広報パネル