2007/11/11

カヤトーストがとりもつ!?出会い


プラネット・スタジオ・プラス・ワンで映画鑑賞のあと、
1Fのカフェで映画祭協賛メニューである「カヤトースト」を頂きました。
このあたりはカフェ街とのことで、
映画前にぷらぷら歩いてみたところ、
古い住宅を改造した雑貨店やカフェ、洋服やさんがいくつかありました。
歩道では映画の余韻さめやらぬお客さんたちが、
ヤスミン監督と話したりサインをもらったり写真を撮ったりしています。
そんな様子を「英語ができるひとはいいよな~」と思いつつ眺めていると。
隣の席に女性がすわりました。

なんとはなしにお話がはじまったのですが、
実はその方が昨日行ったKENNY asiaのKENNYさんの奥様だと判明!!
いつもブログを見せて頂いていて、しかも昨日お話した方のご家族だなんて。
こんなことがあるものなんですね。
実はKENNY osakaというもうひとつのお店があり、
そちらをやっていらっしゃるとのこと。
次回の大阪行きではこちらにも絶対行かなきゃ♪

マレーシア料理店 KENNY asia











ランチタイムに道に迷い、営業時間を過ぎてしまったため、
夜に再チャレンジしました。



KENNY asiaは、昼に行ったMalaysia Bolehのすぐ近くにありました。
オーナーのKENNYさんはミュージシャン風の素敵な方。
マレーシアはペナンのご出身で、来日前は旅行業界にいらっしゃったそうです。
...と、これらの情報は隣の席のグループがお話しされていたのを盗み聞きした情報です(笑)。



料理人の方は中国はハルピンのご出身だそうですが、
マレーシアのホテルのレストランで働いていたそうで、
私はカレー麺を頂きましたがすごくおいしかったです。
わざわざ出直した甲斐がありました。
次回は複数の人といろいろな料理をシェアしあって食べたいです。



そしてこの翌日予想もしていなかったできごとが...。

マレーシア料理店 Malaysia Boleh












梅田スカイビル近くにあるMalaysia Boleh
梅田駅というのは、
JR大阪、阪神梅田、阪急梅田、地下鉄は梅田・東梅田・西梅田とあり、
しかもつながっている駅いない駅とあって猛烈に解りませんでした。

梅田スカイビルをめざす予定が案内板になく、
駅員に聞いて地上に出たもののまた迷いました(笑)。

とにかくヨドバシカメラ梅田店から左に歩き、
ひとつめの信号を左に曲がり、
ひっそりとたたずむJRAなどを通りすぎると再開発地区があります。
そして地下道をひたすら歩いて地上に出ると、
梅田スカイビル&ウェスティンホテルがあるのです。
ここまで非常に長かった...。

お店はオープンカフェのような雰囲気です。
日本のこのテの店では珍しいことに、
トゥドゥンを被った女性が働いていました。

ワタシはホッケンミーをオーダー。
ランチにはサラダ・スープ・デザートがついてきます。
全部おいしかったです。
食事後ふいに店員さんに、
「マレーシアの映画どうだった?」と聞かれ挙動不審になるワタシ(笑)。
なんだわかったんだろう?私、パンフとか広げてたっけ?
なんと前日にヤスミン監督が来店したそうです。
ウェスティンに泊まっていたのかな?

アパホテル大阪肥後橋
















先月開業したばかりのこのホテルに泊まってきました。
最も安いお部屋なので狭いですが、
ワタシの泊まった部屋からは川が見えてなんとなくなごめました。
とにかく新しいのが嬉しいですね。
ホテル玄関前が地下鉄四つ橋線肥後橋駅の出入り口となっています。
そしてそこにシアトルズベストコーヒーがあり。
ワタシは利用しませんでしたが、
館内には大浴場がありました。
ロビーには30分100円でネットのできるPCの設置あり。
レストランも2つあります。
まわりはオフィス街のようで特に何もありませんが、
向かいにYDSがあり、ここで飲み物とか入浴剤を買いました。
またホテルを出て右へ2分くらい歩くと、
am pmとなか卯があります。
いちどこういう丼チェーンで朝食を食べてみたかったので、
利用しました。
すでにツアー客の利用があるようで、
朝観光バスが停まっていました。

ヤスミン・アハマド監督作 細い目

谷町線中崎町駅からすぐのプラネット・スタジオ・プラス・ワンで見ました。
すごく小さな映画館。
救急車とかが通っていったら、それに音を遮られそう。
座席もエコノミークラスくらいでした。

ここにもヤスミン監督は来場され、
至近距離で拝見することができました。
小さい会場ならではですね。

「細い目」に関しては、華人の多い町イポーで撮影された、
金城武をスキなマレー系オーキッドと華人のジェイソンとの恋愛モノくらいしか予備知識を持っていませんでした。
そんな私にとってラストシーンはまったく予想もつかない展開でした。
オーキッドが留学に旅立つ直前に電話で話したのは、
いったい誰だったのだろう。
いろいろな解釈の仕方がありそうです...。

ムクシンの中で意味ありげにオーキッドを見つめてた少年が、
実はのちのジェイソンであったこと(と、あいち国際女性映画祭では言っていた)、
そして細い目のラストでのジェイソンを思うと、
彼がどこかのシーンで言った「運命」というフレーズが、
この映画のキーワードになっているように思います。

その後のオーキッドはどうなるのか?と気になって仕方のない今。
だから、時間軸で「細い目」の続編と言われる「グブラ」も、
より一層見たくなります。

トークではヤスミン監督の「フィクションは撮れない」的発言もあったように思います。
確かにストーリー・設定などご自分の経験を多く反映されているようであり、
監督自身の半生に興味を持ったワタシです。

ヤスミン・アハマド監督作 「ムクシン」










2度目の鑑賞は「大阪アジアン映画祭2007 ヤスミン・アハマド監督とマレーシア映画新潮」にて。
会場は心斎橋そごうのそごうホールでした。
ココはうえの階が屋上庭園になっていて気持ちの良いスペースでした。
そしてそこにはなぜかお稲荷さんがあった...。
会社の敷地内に鳥居のあるところ結構多いのですが。

わたしはぴあで指定券を買っていたので真ん中あたりで鑑賞。
段差のない前4列と、後ろの4列は自由席でした。
2回目に見たのにやはり同じところで涙が...。

終了後に舞台挨拶という名のトークがありました。
ムクシンがオーキッドに渡した手作りの凧にどんなメッセージが書いてあったか質問された方がいて、
ワタシも答えを知りたかったのですが監督は、
「私とムクシンの秘密」と。

舞台挨拶・シンポジウム・トークショーと、
まるでヤスミン監督のおっかけのような2日間でした。

監督のトークはユーモアがあって、
とにかくチャーミングで素敵な女性でした。
監督は両親を喜ばせるために映画を作っていると言い切っていました。
事実、ご両親の健康状態の悪いときは映画によって回復したこともあったとか。
映画を作ることでいつまでもご両親には元気でいて欲しいと語る監督。
そしていつか来る永遠の別れについて語る監督の目には、
いつも涙が浮かんでいて...。

私も父を亡くしてからは、最も恐れているのは母との死別。
いつも頭の片隅にあります。

監督の映画は世界でも評価されていますが、
異民族間の交流について問題提起しているとかいうのは深読みのしすぎで、
経験に基づいた作品をいろいろな計算なく取り続けているだけなのだろうと、
思わずにはいられませんでした。