2度目の鑑賞は「大阪アジアン映画祭2007 ヤスミン・アハマド監督とマレーシア映画新潮」にて。
会場は心斎橋そごうのそごうホールでした。
ココはうえの階が屋上庭園になっていて気持ちの良いスペースでした。
そしてそこにはなぜかお稲荷さんがあった...。
会社の敷地内に鳥居のあるところ結構多いのですが。
わたしはぴあで指定券を買っていたので真ん中あたりで鑑賞。
段差のない前4列と、後ろの4列は自由席でした。
2回目に見たのにやはり同じところで涙が...。
終了後に舞台挨拶という名のトークがありました。
ムクシンがオーキッドに渡した手作りの凧にどんなメッセージが書いてあったか質問された方がいて、
ワタシも答えを知りたかったのですが監督は、
「私とムクシンの秘密」と。
舞台挨拶・シンポジウム・トークショーと、
まるでヤスミン監督のおっかけのような2日間でした。
監督のトークはユーモアがあって、
とにかくチャーミングで素敵な女性でした。
監督は両親を喜ばせるために映画を作っていると言い切っていました。
事実、ご両親の健康状態の悪いときは映画によって回復したこともあったとか。
映画を作ることでいつまでもご両親には元気でいて欲しいと語る監督。
そしていつか来る永遠の別れについて語る監督の目には、
いつも涙が浮かんでいて...。
私も父を亡くしてからは、最も恐れているのは母との死別。
いつも頭の片隅にあります。
監督の映画は世界でも評価されていますが、
異民族間の交流について問題提起しているとかいうのは深読みのしすぎで、
経験に基づいた作品をいろいろな計算なく取り続けているだけなのだろうと、
思わずにはいられませんでした。
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