マレーシアのイポーやペナンでもロケが行われたという李安監督の「ラスト コーション」。
とにかくスゴイスゴイと聞いていたので、本当にスゴかったらどうしよう...とドキドキしながら見に行きました(笑)。
トニーが好きなので、しょっぱな、彼のくっきりしたほうれい線を見てもの哀しくなりました。
また王力宏も好きなので、彼の役がバリバリ抗日青年だったのも淋しかった...。
マレーシアロケの期間中は、現地の新聞に「リーホンの演技に監督は不満」みたいな記事が連日出ていたので、そのあたり大変心配していましたが、うまく演じていたと思います。ちょっとコワいくらいに...。
そして湯唯のこと。
トニーとの絡みのシーンは確かにスゴいのですが、ちっともいやらしく感じませんでした。
それは絡みのシーンが特別キレイだったとかそういう意味ではなく...。
このひとがそんなに肉感的なバディ(笑)でなかったのと、
なんだかそういうシーンが唐突にはじまりすぎだからなのかなぁ。
とにかく唖然としてしまいました。
わたくし、こんなにも多くのボカシが入った映画、はじめて見ましたyo!
また、湯唯の演技力を絶賛されているコラムなど読んだのですが、
確かに演技力はあるのでしょうけれどこの役には若いと思いました。
頬のあたりに若いひと独特のふっくら感があり、
偽りの夫人像を演じるシーンでもメークにより殊更それが強調されているようで。
ちょっと頬にたるみのあるくらいの年齢の女優の方が、
トニーとの外見的バランスもとれ、絡みシーンも艶っぽくなり(?)、この役に適しているのではと思わずにはいられませんでした。
彼女は、来日した時の方がむしろ大人っぽく感じましたね。
あとすごく気になったのが、
トニーが演じる役と湯唯が演じる役ともに、どういう背景があってそれぞれの思想を持つに至ったかがわからなかったこと。
トニーの役はなんで抗日ムードの中ニッポン礼賛なのか、
湯唯の役はいくら抗日教育されていたからとはいえ自分の命をかけるほどの使命感を感じているのか。
それは学生時代に抗日運動の学生リーダーだった王力宏演じる役に恋愛感情があって、ミッションをやり遂げることで彼への愛を表現したかったのか?
って、そこまでは深読みか...。
王力宏の役だけは身内の復讐という明確な理由があったので、その辺理解できましたが...。
しかし私にとって最も重要な問題は他にあって、それはこの映画のどこがマレーシアロケシーンかさっぱりわかんなかったことです(笑)。
A review in June 2019 so far
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1) Start anew in career life. I do find joy in my own profession, enjoy the
process of giving solution and presented the solution in 'creative' way.
Bes...
5 年前
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